
Curiosity / Hang On In There Baby
90s UK Popが70s Soulを軽やかに舞い上がらせた名カバー
透明感あふれる90s UK Popが往年のSoulを軽やかに舞い上がらせた名カバー。
70s Soulを90年代の感性で再構築した1枚
1992年にリリースされた Curiosity / Hang On In There Babyは、70s Soulの名曲を90年代のUK Popセンスで再構築した極上のカバーっ! Johnny Bristolが1974年に残した原曲は、濃密でソウルフルなバラードとして知られていますが、本作ではその本質を損なうことなく、より軽やかで風通しの良いサウンドへとアップデートされています。
PWL系職人チームによる洗練されたプロダクション
プロデュースはReel Time Productions、そしてRemixを手掛けたのはPhil Harding & Ian Curnow…数々のヒットを手がけたPWL系の名職人コンビによるもの。彼らの洗練された手腕によって、原曲の持つメロディとメッセージが、眩いホドに現代的な輝きを放って蘇っています。
イントロから広がる爽快なUKサウンド
イントロでは柔らかなエレクトリックピアノと軽快なシャッフルビートが広がり、そこにCuriosity特有のクリスタルなヴォーカルが滑り込む。軽やかなリズムと涼し気なシンセサウンドが重なり合い、まるで太陽の陽気に包まれるような爽快感をカンジさせますね。
しなやかなグルーヴと90s Popの透明感
ベースラインはしなやかに跳ね、アコースティックギターのカッティングが全体に軽やかなグルーヴを与えています。オリジナルのソウルフルな濃密さを保ちつつも、90年代的なPopの透明感とR&Bのクールさを絶妙にブレンドしている点が、このカバーの最大の魅力になっています。
Remixセンスが光る中盤以降の展開
特に中盤のブレイクからリフレインにかけての展開が見事っ! Phil Harding & Ian CurnowのRemixセンスが光るハイライトで、ドラムループの抜き差しとリバーブ処理が実にドラマティック。クラブプレイでも抜群の抜け感があり、DJたちの間でも人気の高いバージョンとなりました。
UKチャートを席巻した90sヒット
ラジオでもヘビープレイされ、UKシングルチャートでは最高位3位を記録してCuriosity(元Curiosity Killed The Cat)にとって最大のヒットとなったのも納得ですね。Popとしての完成度と、クラブでも映えるグルーヴ感、その両立がしっかりと成立しています。
普遍的なメッセージと希望のトーン
リリックのテーマは「愛を信じて、あきらめないで」というシンプルで普遍的なメッセージを歌っていて、Johnny Bristolの原曲が持つ「Hang on in there baby」=「踏ん張れ、愛をつかめ」というSoulの温もりを、Curiosityはよりポジティブで風通しの良い表現へと昇華させています。ヴォーカルのBen Volpeliere-Pierrotの柔らかく繊細な歌声が、この曲の希望のトーンをカンペキに表現しています。
90年代UKサウンドが持っていた魔法
今聴いても色褪せない理由は、90年代初頭のUKサウンドが持っていた「オシャレ感」と「温もり」の共存ではないでしょうか。Acid JazzムーブメントやR&Bの新潮流とも共鳴しながら、Popミュージックとしての完成度を極めた1枚で、夜のドライブや日曜の午後に針を落とせば、都会の空気をフッと軽くしてくれるような心地よさをカンジさせてくれる1曲ですね。
いまこそアナログで聴きたい90s Popの名作
ClassicなSoulをリスペクトしながらも、時代の空気を見事に取り込んだ90s Popの名作…今こそアナログで聴きたい1枚です。
1992リリース











